鯨料理・鯨食文化

栄養満点!鯨肉

鯨肉(赤肉)は、「高タンパク質」「低脂肪」「高ミネラル」、そして「低カロリー」です。
ダイエットや筋トレに最適で、成人病の予防にも期待できる食品です。

また哺乳類なのに、魚類の持つ栄養素も持つのも鯨肉の特徴です。
生活習慣病の予防や改善に期待できます。

01.

高タンパク・低脂肪・高ミネラル・低カロリー!

牛肉・豚肉・鶏肉と比較して、タンパク質が多く、低脂肪、鉄分やマグネシウムなどのミネラルも豊富、なのに低カロリーというヘルシーな鯨肉。
だからダイエットや筋トレの強い味方です。食べながら身体を管理したい人にはとても嬉しいお肉です。

各肉100gあたりの栄養価比較
鯨イラスト
くじら肉,赤肉
牛イラスト
サーロイン,脂身付
豚イラスト
ぶたバラ, 脂身付
鶏イラスト
もも肉, 皮付, 焼き
カロリー 106kcal 298kcal 386kcal 229kcal
脂質 0.4g 24g 35g 13g
飽和脂肪酸 0.1g 11g 13g 3.8g
コレステロール 38mg 59mg 70mg 140mg
ナトリウム 62mg 39mg 47mg 86mg
カリウム 260mg 290mg 250mg 360mg
炭水化物 0.2g 0.4g 0.1g 0g
水溶性食物繊維 0g 0g 0g 0g
不溶性食物繊維 0g 0g 0g 0g
タンパク質 24g 17g 14g 25g
ビタミンC 1mg 1mg 2mg 3mg
2.5mg 1.4mg 0.6mg 1mg
ビタミンB6 0.5mg 0.4mg 0.2mg 0.2mg
マグネシウム 29mg 18mg 15mg 28mg
カルシウム 3mg 3mg 3mg 7mg
ビタミンD 0.1μg 0.6μg 0.4μg 0.2μg
コバラミン 2μg 0.6μg 0.4μg 0.4μg

参照:日本食品標準成分表

02.

バレニンという抗疲労効果成分が含まれる!

鯨は地球上の広大な海を休むことなく数千キロ泳ぎ続けることが出来ます。
このような驚異的な持続力は、鯨の肉に大量に含まれる「バレニン」という疲労を低減するアミノ酸物質が働いていると考えられています。
この「バレニン」には、疲労回復の効果(乳酸の分解)があることが判明しており、他にも認知症・もの忘れの予防改善 ・活性酸素(老化物質)の除去といった効果が報告されています。

バレニン含有量の比較
バレニン(mg/100g)
マグロ 赤身 不検出
カツオ 赤身 痕跡
ナガスクジラ 赤肉 1,466
ミンククジラ 赤肉 1,874
マッコウクジラ 赤肉 553
牛肉 2以下
豚肉 48以下

参照: 一般社団法人 日本鯨類研究所

03.

DHA、EPA、DPAが豊富に含まれる!

鯨肉には、哺乳類の肉にも拘らず魚類が持つ栄養素も含まれています。 鯨の畝須や本皮などの脂質にはマグロやブリと同様に「DHA」「EPA」が多く含まれており、悪玉コレステロールの減少、血流改善効果があり、成人病や生活習慣病の予防・改善に期待ができる食品です。

さらに海に生息するほ乳類が持つ特有の「DPA」が含まれており、その効果は血行を良くする効果があると言われており、その効果は「DHA」「EPA」と比較して10倍以上の効果があるとされています。 「DPA」は、鯨の肉の部位の中でも特にベーコン(畝須)に多く含まれています。

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